月別アーカイブ: 2015年12月

失敗しないセニング選び ~甘い言葉の誘惑~

おはようございます。

いつも鋏をお使いいただきまして
誠にありがとうございます。

本年度もいよいよ大詰めでございますが、
今年、多かったご相談といいますか、
お悩みで、

「他で買ったセニングの
 毛の落とせる量(カット率)
 が少なすぎてこまっている。」

交換や返品にも応じてもらえなかったり、
または、なんだか言いづらいため
当社に相談・新たに買い求めにこられた、
という方が結構おられました。

 なぜそのような失敗をしたのか!

原因はそのハサミの販売員の甘い言葉
にございます。

・切れてる感じがしない
・やわらかい
・スムーズにぬける

など毛量調整を二の次にした
セールストークを鵜呑みにして
買われてた人が殆んどでした。

セニングの本来の目的は効率のよい
毛量調整です。

その後にシザーで
質感をなじませ、整えていくと
全く問題ありません。

少ない量のセニングでも
入れる回数をいれたら問題ないと
おもわれるかもしれませんが、
セニングの場合、入れすぎると、
逆にまとまりが悪くなりシルエットも崩れ、
毛が一本一本プツプツ飛び出したり、
パサつき感が出たりと、
おすすめできません。

ここでひとつ
職人の立場から
やわらかい切り口のカラクリを
言わせていただきますと、

セニングのクシ刃を
グラインダーでバフ研磨すると
切れてる感触がどんどん
ソフトになっていきます。
が、この方法だと
同時にカット率も減っていきます。
つまりカット率が少ないのは、
切れてる感をなくすため、
クシ刃を多めに磨きすぎた結果です。

この傾向は
階段状の形状のクシで、
目数が粗い(少ない)ほど、
顕著に表れます。

当社では
スタンダードな
KGT27SNLART27SNL
KGT30SNLART30SNL
KGT27SNL  ART27SNL
KGT30SNL  ART30SNL

ハイエンドクラスでは
SLT29
SLT29あたりが

しっかり落としてる感も体感できます。
または、ZACC ヘブンス DaB
サロンモデルセニングも
おすすめです。

なおカット率の少なめのセニングは、
前髪・仕上げ・ニュアンスをつけたり、
ディティールの質感出し等、
セカンド(2つ目)の
セニングとして最適です。

まずメインセニングは
カット率には気をつけて!

「やわらかく・なじみがいいものが
 いいんだけど、なおかつ
 そこそこ落とせて。」

とオーダーするのも
いいかもしれません。

ありがとうございました。
またハサミの世界でお逢いしましょう。

ストロークカットのおすすめは‥

こんばんは

いつもはさみを愛用していただきまして
誠にありがとうございます。

今回はストロークカットの
お話しを!

ストロークはシザーズ以外に
切りおとすタイミングや角度など、
テクニックも
ある程度重要です。

柳刃でも、
「ひっかかる」「粉をふく」
人もいますし、

逆に熟練された方は
なんと剣刃でストローク
されたりシザーズを選ばなかったりします。

ストロークをメインで
使われるというお客様には、
当メーカーでは

XK55DUR

XK55DUR

をお奨めさせていただいております。

スライシングやスライドカットは
断然
XK60
元祖柳刃 XK60

でございますが、
ストロークメインだと現行モデルのXK60は
正直少し重たいです。

ちなみに持ち替えずに
テクニックで

KX--
LM
KXLM(ラストメトロ)
でストロークカットも
ぜんぜん有りだと思います。

はさみを、
  振れるのは!
  振りまくれるのは!

断然メガネハンドルです。

ありがとうございました。
またハサミの世界でお逢いしましょう。

V溝セニングは、そんなに悪者なのか!?

こんばんは

いつもはさみを愛用していただきまして
誠にありがとうございます。

今から11~15年位前に
大ヒットしたセニング

KGT30RE
KGT30RE

「持ってるよ」
「使ってるよ」

という方も多いと思います。

このKGT30RE
くし刃の形状が、
rps20151211_225439_734
このようなV溝型で

今は
階段状になった
rps20151211_225331_462
タイプが主流になっています。

・V溝は髪を傷める
・V溝は時代遅れ

みたいに言っているメーカーさんも
あるみたいですが、

果たしてそうでしょうか

それなら少し昔の理美容室の
殆んどがお客様の毛を傷めていた
という事になってしまいます。

今までたくさんのお客様の
様々な使い方や症例を見て・
聞かせていただいて
の結論で

V字型のセニングのほうが、
合っている方もおられます。

階段状のセニングの感触が
スカスカしたかんじで、
どうもだめだ。
V溝の切れてる感触のほうが
しっくりくる。


経験された方も
きっとお有りだと思います。

セニングの本来の
目的は効率よい
毛量調整です。

その後に
シザーやドライカットで
質感を整えてなじませていけば
OKです。

またハサミの世界で
お逢いしましょう。