おはようございます
いつもはさみを愛用していただきまして
誠にありがとうございます。
柳刃と笹刃の違いは?
というご質問をいただくことがありますが、
現在の一般的な分け方は
柳刃‥基本ブラントでも使える
笹刃‥刃線の弧(アール)が柳刃と比べて
より逃げる弧を描いてるため
ドライ用
みたいな区別をしている
メーカーさんが多いとおもいます。
しかし、私たち光邦シザーズの考えは
少し違います。
なぜなら、まだドライ用のシザーズ
という概念がなかった時代に、
はじめて世に登場した時の
呼び名が柳刃だったからです。

柳刃発売当時の広告とXK60(1996~)
奇抜ともいえるフォルムのこのシザーの登場は、
センセーショナルな感もございましたが、
カルチャーショックがごとく、
美容業界に新たな風を巻き起こしました。
その後
当時の東のライバルメーカーさんが「笹刃」、
西のメーカーさんが「プロペラ刃」という名称のドライシザーズを
発売されたと記憶しています。
以前のブログ
柳刃・笹刃のトギの注意点
で刃線のアールについて
お話しさせていただいた事がございましたが、
アールが〇度までが柳刃で、
〇度を下回ると笹刃という定義も正解もありません。
だからあえて私たちは
こう呼ばせてください
柳刃 やなぎば(YANAGIBA)
と
「光邦と同じですよ。」
と言われたが、フィーリング・バランスに加えて
切れてる感触も違った
とおっしゃられ
オーダーする
お客様も多くおられます。

当時のフレーズ
どれほど精巧に真似てみても、
完全に真似ることはできない。
なぜなら、私たち光邦シザーズはトップアーティストの方々からの
絶対的信頼を裏切らぬように、妥協することなく
創りあげるというプライドと完成度の高さが
そこにあるからです。
柳刃の手本、シザーズの手本であり続けるために 。
それではまた
ハサミの世界でお逢いしましょう。

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