シザーのオイルをさすの いつ!?

こんばんは

いつもはさみを愛用していただきまして
誠にありがとうございます。

「ハサミにオイルはどれくらいの頻度で注せばよいか?」

という質問をいただく事があるのですが

うちのシザーに限って言わせていただくと
基本的には必要ありません

「あくまで応急で、もしくは違和感をかんじた時のみ」
と答えさせていただいてます。

毎日こまめに注して下さいというメーカーさんや、
全く注さなくてもいいというハサミがあったり

これはハサミの構造自体が、各社またはモデルによって様々なので、
どちらが良いかは一概には言えませんので、
そのメーカーの担当の人に聞くのが一番だと思います。

かえり刃が出てる時に、開閉時の違和感が出るのが
いちばん多いパターン(正しい拭き方をマスターすれば解消されます!)
だとおもいますが、
それ以前にハサミ自体のつくりやかみ合わせ(触点部分または、おがみ・ひねり・裏すき等)
が問題の時もあります。

 当ショップの持論から言わせていただくと、
全くオイルを必要としないハサミが一番理想
だと思います。

食べ物に例えるなら、ハンバーグやサラダが大量のソースや
ドレッシングによって、そのもの本来の美味しさが
かき消されているのと似ているかんじです。

なにも加えなくても 素材そのものが美味しいのがやっぱりベストです。

光邦シザーズも そういった鋏造りを心がけ なにもつけなくても
なめらかな開閉感がより持続する鋏を これからも妥協することなく
日々、研究・技術向上に励んで開発していく所存でございます。

こまかい疑問点がございましたら
いつでもまたご質問をお待ちしております。
 愛用していただいているあなたに合った
ベストな方法をアドバイスさせていただきます。

それでは、またハサミの世界でお逢いしましょう。

オフィス移転しました

こんばんは
ショップ店長の山添です。

いつもはさみを愛用していただきまして
たいへんありがとうございます。

7月より、新たにオフィスを
西宮市に構えました。

現在の事務所としばらく並行して
業務をおこなってまいりますが、
8月末あたりには、
完全に移転する予定でございます。

rps20150630_221521_762
山口町の金仙寺という高台に位置した
とても景色のよい所です。
春はお花見の定番スポットですが、
近所を流れる有馬川のホタルがきれいだったり、
テラスより三田の花火大会が見れたりと
楽しみも満載です。

山あり 田んぼや畑あり
すぐ近くには湖もありと
また有馬温泉にも程近く、
自然に囲まれた、のどかなところです。

それから近くにはゴルフ場もたくさんありますので、
ゴルフ好きの方は是非、
ついでにお立ち寄りくださいませ!

ゆくゆくは鋏の作業場や工房なども
建設しようと思っています。

はさみは魂が宿った生きものです。
きれいな空気と水は
ハサミにとってもきっと気持ちいいと思います。

rps20150630_222150_417

はさみに関するご相談は
  078-595-7797 まで
いつでもどうぞ!

車以外でしたら
JR宝塚と阪急宝塚、JR三田と神戸電鉄三田
JR西宮名塩や神戸電鉄の岡場駅から
バスも出ていますが、

阪急電車 西宮北口駅と夙川駅 または
JR西宮駅とさくら夙川駅などからも乗れる
さくらやまなみバス
という直通バスがとても便利です。

また旧オフィスのJR尼崎付近にも自宅が
ございますので、尼崎周辺のみなさまも
今までと変わりなくお気軽にご連絡くださいませ!

まだまだ勉強させていただくことの
連続でございますが、
さらなる明るい世の中のため、
はさみを通じてたくさんのハッピーを
お届けして、幸せになっていただけるよう、
社員一同「一途」に歩ませていただく所存でございますので、
ご指導とご鞭撻のほど、
どうかよろしくお願い申し上げます。

いつもありがとうございます。
それではまた新たなハサミの世界でもお逢いしましょう。

研ぎはメーカーに!?

こんにちは

いつもはさみを愛用していただきまして
たいへんありがとうございます。

「トギはそのメーカーに出したほうがよいの?」

という意見をお聞きすることがございますが、

個人的には、
間違いなくそのほうがいいとおもいます。

長期間、ベストのコンディションで使っていただいてる
皆さまに共通しているのは、
たとえ遠方であっても、宅配便や郵送で会社に
はさみを送ってきてくださいます。

では、なぜいいのか
それは

何よりその鋏のことを熟知している人間が、
はさみを作った時とおなじ工程で、
同じ器具を使って、研摩する

というのがいちばんだという事です。

綿密には、
砥石には番手というのがございます。
#100 #400 #800 #1000 #3000 #8000 #10000
等、
この数値は目の粗さ・粒子の大きさを
表しています。

いくらの番手で磨いて作られて、
いくらの番手ので最後仕上げられたのか

メーカー関係者以外は
はっきりとわからない方が
殆んどだと思います。

IMG_0604

プラスあとはやっぱり
研がれる方のセンス
素晴らしいセンスをお持ちの研屋さんも
おられると思いますので、
そのあたりは、ご判断で
おまかせいたします。

次回以降にまた
様々な症例や、体験談なども
お話しさせていただこうとおもいます。

またハサミの世界でお逢いしましょう。

ハサミにロゴ入れ

こんばんは

いつもはさみを愛用していただきまして
誠にありがとうございます。

現在、シザーズにネームを
入れる(一部字体無料中)サービスが
好評でございますが、

普通の字体のネーム以外にも
お店のロゴはもちろん、
手書きのイラストや顔、
または写真など何でも入っちゃいます!

こちらは当ショップ店長の
ブログ はさみプロ メッセージ
中の以前のロゴにまつわるお話し
https://ameblo.jp/elmundo-528/entry-11850114820.html
でございますが、イラストや絵や似顔絵を描かれて
入れられる方も結構います。

そして、こちらも以前の店長ブログに
掲載させていただいた事のある
龍馬
お侍さんバージョンです。
幕末の志士ファンの方はぜひとも!

なお当社でのロゴ入れ作業でございますが、
製造工場に加えて大阪本社にも
高精度のレーザーマーカー用機械を
完備しておりますので、
業界内ではトップレベルだと
思います。

当ショップの字体にない
オリジナルの字体やロゴを
ご希望の方もぜひとも
お問い合わせお待ちしています!

世界に一丁だけの あなたの鋏を
作ってみる・描いてみる
のも楽しいですね

それでは、またハサミの世界で
お逢いしましょう。

カット時間短縮と手の負担軽減

おはようございます

いつもはさみを愛用していただきまして
本当にありがとうございます。

メインシザーをトギに出されたお客様のお話し。

もう一丁、全く同じモデルを持たれていて、砥いでから使っていなかったそのスペアシザーをおろして使ったところ、カット時間が5~10分ほど短縮され、手の感覚も軽いというか、ラクなかんじになったそうです。

これは、切れが悪くなったシザーでカットされていると、時間がロスされているのと同時に、開閉時に無意識に親指などに押す力が働き、手の負担も増しているということを意味してます。

メインのブラント・ベース・チョップ用シザーは定期的に研ぎに出されることをおすすめいたします。

刃物の基本は「研摩しながら使う」というのが一般的な理論です。

ただメインのシザーとセニングまたは柳刃・笹刃などでは研ぎに出すスパンやタイミングが違ってきます。

あなたのハサミの事を熟知しているプロのはさみ屋さんにいちど聞いてみてください。

いつもありがとうございます。
それではまたハサミの世界でお逢いしましょう!

どれくらいのペースで研ぐのがベスト?

おはようございます

いつもはさみを愛用していただきまして
誠にありがとうございます。

こちらもよくある質問で、

「どれくらいのペースでトギに出せばよいか」

ということなのですが、これにはかなりの個人差があり、2~3か月毎に定期的に研がれる方から、一年以上研ぎに出されない方もおられます。

日頃はさみを見させていただいて思うことは同じ年月や同じくらいの頻度で使われていても、使われてる人によって刃の摩耗度がかなり違うということです。

私たちの結論から言わせていただくと切られている人の髪を傷めている状態になっていれば必ず研ぐように言わせていただいてます。

現在のシザーのコンディションや悩みなど
何か疑問がございましたら、
いつでもお気軽にお待ちしております!

それではまたハサミの世界でお逢いしましょう。

柳刃・笹刃のトギの注意点

こんにちは

いつもはさみを愛用していただきまして
たいへんありがとうございます。

今から20年近く前
業界初ドライシザーズとして誕生した
XK60
元祖柳刃 XK60 KOUHO

この形状のシザーは、
メインのシザーほど研がなくても、
いいのですが、

もしトギに出される場合は、
この刃のタイプの鋏は、
 必ずメーカーに出したほうがいいですよ
とお話ししています。

よくある症例で、
「ドライシザーを研いだら、大きく感触が変わった。
 毛が逃げなく、すべらなくなった。」

というのがございますが、
一番多いパターンは
 
・刃が段刃にされている

それも肉眼ではわかりづらい段刃ではなく、
刃の表側3分の1くらいまで削られた
段刃になっている。

というのもありました。

ここまでなってると、
本当にもったいないです。

もしそうなっても諦めないで、
一度ご相談ください!
出来る限りのベストな形で、
修復させていただきます。

それから、もう一つ
細かい話になりますが、
刃の形状はもちろん、

大事なのは、刃線(弧)です。

光邦シザーズは、鋏をデザイン・設計する時に、
刃線のアール(R)弧まで綿密に割り出し、
制作しています。
それ以外にも、
刃の厚みや幅、そして刃の表面の膨らみも
絶妙の角度で仕上げられています。

rps20150617_110007_368
こちらは刃線のアールを図る
大雑把な表でございますが

rps20150617_105650_329
たとえばXK60は
約400R(細かい数値は企業秘密で失礼します)
というかんじです。

これが研がれて600Rになったら、
感触が変わってしまうのは当然という事です。

刃線のRの事を聞いた時、
正確に答えられて、
ベストな対処法を施してくれる
砥ぎ屋さん・ハサミ屋さんは
プロの方です。

あと同じ柳刃・笹刃でも、
使われる方によって
スライシングメイン、スライドカットオンリー、
チョップでも使うので刃先はしっかり‥、
オールマイティーに使う
等、
用途は様々です。
また、入れる角度・毛をとらえる角度も
違ったりします。

私たちメーカーは、
話しを十分聞かせていただいたうえで、
愛用していただいている
あなたにとって最良な、
そして鋏の特性も存分に発揮していただける
アフターフォローを心がけています。

またハサミの世界で逢いましょう。

研ぐバロメーターみたいなのってあるの?

おはようございます。

いつもはさみを愛用していただきまして
誠にありがとうございます。

「落としてしまった」

という決定的事故以外にわかりやすい自覚症状としましては、

・メインシザーで毛を刃と刃でしっかり捕まえず、「ツルン!」「クリン!」という感触で刃の先端のほうに流れていく、いわゆる毛が逃げる状態が以前より強くかんじる

・セニングがひっかかる。切られているお客様が痛そう。

・なんだか最近カットしていて手が疲れる、切るのに以前より指に力がいる

などがございますが、ただどんな切れる状態のハサミでも、必ず切るときに毛は横にスライドしながら切れてますし、切れる度合いの個人的な好みも関係してきます。

そして「切れすぎるのが嫌。別に今の感触でもいい」という方もいますので、使われている人自身が自分の中でバロメーター【切れの照準】を持ち、それに合わせて研ぐのが最良だとおもいます。

いつもありがとうございます。

またハサミの世界でお逢いしましょう。

研ぎすぎは よくない?

おはようございます

いつもはさみを愛用していただきまして
誠にありがとうございます。

こちらも結構お聞きする意見で、

「あんまり研ぐと寿命が縮まるから‥」

以下私たち製造側からの意見を言わせていただくと

そんなに心配は別にしなくてもだいじょうぶですよ!

ということです。

むしろ、

・研がなくて、毛の切り口の断面を傷めてしまっている

・切れが落ちているため、手が疲れやすくなっている

ほうが問題です。

「費用対効果」 という言葉を耳にすることがありますが、たとえば当社の9万円のシザーを10年間使っていただいたとして、その10年間で売り上げたカット料金(収入)で算出したら、

10年間の売り上げ(仕事での貢献度)≠9万

で存分に元はとれてる計算だとおもいます。

プロとして道具は常に最良のコンディションを保つという意味でも、そして病気やケガを治すのと同じで、ハサミも健康な状態に戻してあげるという感覚で気兼ねなく研いでください。

またハサミの世界でお逢いしましょう!

研ぐと細くなる!?

おはようございます

いつもはさみを愛用していただきまして
誠にありがとうございます。

「シザーを研ぐと細くなるから研ぎたくない」

という意見をお聞きすることがございます。

実際 どれくらい細くなっているのか?

普通のトギで3~5ミクロンくらいの研磨です。

1000ミクロンで1ミリですので全然問題のないレベルです。

おおいに研いでいただいて結構です。

ただ刃が大きく欠けてしまった場合ですと、そのまわりの部分を一度おとして水平にしてから、てかんじになりますので数ミクロンではすみません。

がご安心を!

はさみの構造を熟知しているメーカーだからこそ、極力現状維持を尊重しつつ、ベストな状態でメンテナンスさせていただきます。

当社の鋏の刃の形状は大半が蛤(はまぐり)刃でハマグリ刃は、丸みを帯びて膨らみがあるので寿命がとても長いです

あとは何と言っても研ぎ師の技量。

一回のトギで刃の先端がとんがってしまった、という人もおありだとおもいます。

長年愛用していただいる方はわかっていただけてると思いますが、当社の砥ぎは鋏に対して非常にやさしい研摩をさせていただいております。
IMG_0604

それではまたハサミの世界でお逢いしましょう。