手順3.セーム皮で拭く・被せる

こんばんは

いつもはさみを愛用していただきまして
とてもありがとうございます。

今回は返り刃について

そもそも返り刃って何

ていうかんじもあるかもしれませんが、
一言でいうと

刃が捲れた(めくれた)状態

です。

通常の場合、鋏の形状の角度に沿って、
その延長線上に刃がついているかんじですが、

何だかの拍子で、刃が捲れたり反ったりして、
向きが変わったりしてしまい、
開閉した時にザラザラ・ジャリジャリ
違和感が出ている状態です。

新品や研ぎたてのハサミをからうち(髪を切らずに
ハサミのみ開閉させる)すると返り刃が出やすいのは、
鋭いもの同士が擦れて刃がめくれてしまうためです。

よって返り刃をおさえて、被せるように
拭くのがいい
かんじもしますが、

ただ被せるだけでは、ついてる刃で
セーム皮や最悪、指を切ってしまう
恐れがありますので、
皮を持ってる左手は動かさずに
はさみを右斜め下に動かしながら
拭いていきます

正しい拭き方は
前回のブログの
「掻き(かき)出す」
をベースに

掻きだしたあと、
必要に応じて最後は下から被せる

という2工程に分けた
拭き方をおすすめしています。

ありがとうございました。
またハサミの世界でお逢いしましょう。